JR福知山線脱線事故から11年を迎えた25日朝、現場マンションには、事故を起こしたJR西日本の幹部らも訪れ、献花した。
午前6時40分ごろ、現場マンションを訪れた真鍋精志社長らJR西の役員ら28人は、1月に始まった整備工事に伴って高いフェンスで囲まれた通路を通り、献花台に向かった。
役員らは、すでにたくさんの花束や折り鶴が置かれた献花台に向き合うと、全員で深々と頭を下げ、約1分間の黙(もく)祷(とう)を行った。その後、事故を起こした責任と事故の犠牲者への哀悼の意を込め、全員が花束を献花台にささげた。
献花後、真鍋社長は「11年がたったが、鉄道の安全の確立と風化の防止の2つにしっかりと取り組まないといけないと感じている」と述べた。
整備工事が進む現場マンションについては、「これからこの場所は少しずつ形を変えていくが、事故を起こしたという事実は変わらない。そのことを社員1人ひとりが踏まえて安全につなげたい」と話した。
2016.4.25 09:18
産経新聞から
(引用)
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【脱線事故11年】JR西役員らが現場マンションで献花 「事故を起こした事実変わらない」
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