宮城県気仙沼市で、特産のサメから抽出したコラーゲンを原料とする基礎化粧品が開発され、16日、市内で商品発表会が開かれた。
開発したのは、6月に設立された「KESEMO MARINUS」(ケセモ・マリナス、斎藤まゆみ社長)。同社は、水産資源の新たな活用法を見いだそうと一昨年に市が設立した「水産資源活用研究会」で、サメを活用した化粧品開発に取り組んできた水産業者などが出資して設立した。
商品は、化粧水「フカコラーゲンミスト」と美容液「フカコラーゲンジェル」の2種類で、いずれも税別2700円。サメ由来のコラーゲンのほか、同市大島のユズと大谷のハマナスのエキスを配合した。
アドバイザーとして関わった元資生堂の化粧品開発担当者、池田敏秀さんは、記者会見で「質のいいコラーゲンを使って、保湿効果も高い、これまでにないものができたと自負している」と語った。
斎藤社長は1万個の年間販売目標を掲げ、「豊かな水産資源から新しい価値を創造しようと取り組んできた。美しい海から生まれた気仙沼発の化粧品を多くの人に手にとってもらいたい」と話した。
すでに市内の薬局や都内の一部店舗で先行発売されており、今月20日の海の日から、今後開設する同社サイト(http://kesemo‐marinus.com/)でも販売する。【井田純】
2015年07月17日
毎日新聞(無料)から
(引用)
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化粧品:原料はサメ サメの町気仙沼で開発 サメ肌に…
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