「餃子サミット」宇都宮で来年初開催　全国の味集まる

　ギョーザでまちづくりを進めている全国の団体が一堂に会し、地域活性化やまちのにぎわいを創出するために協議し、意見を交換する「全国餃子（ギョーザ）サミット」が来年５月、宇都宮市で開催される。サミットに合わせて「全国餃子祭り」も開かれる。「ギョーザの街」として県内外に知られる宇都宮だが、サミット開催は初めて。

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　全国餃子サミットは平成２２年に始まり、年１回開催されている。実際のサミット（主要国首脳会議）に見立てたＧ１０（宇都宮市、浜松市、静岡県裾野市、津市、福島市、川崎市、岡山県津山市、長野県伊那市、兵庫県加古川市、北九州市）に仙台市、岐阜県本巣市を加えた計１２都市から関連団体が出席する。

　サミットに合わせて、全国のご当地ギョーザが出展する餃子祭りは人気のイベントとして定着しており、北九州市で開かれた前回は約１５万４千人が来場した。

　９月下旬に宇都宮市や宇都宮餃子会、宇都宮商工会議所などで構成する実行委員会を発足させる。来年５月２０日にサミット、翌２１、２２日に宇都宮城址公園（同市本丸町）などを会場に餃子祭りを開く予定で、約２０万人の集客を見込んでいるという。

　宇都宮餃子会の田渕幹夫副代表理事は「東日本大震災で落ち込んだ県内外からの観光誘客につなげたい」と意気込み、佐藤栄一市長も「来年は市制１２０周年でもあり、ぜひ盛り上げてほしい」と期待を寄せた。

産経新聞から
2015年9月01日07:10
(引用)