阪神大震災の犠牲者追悼と震災の記憶の継承を願って兵庫県宝塚市で16日夕、武庫川の中州に石を積んでかたどった「生(せい)」の字のオブジェを懐中電灯で照らし出す催しがあった。参加者は震災発生時刻の12時間前の午後5時46分に黙とう。犠牲者の冥福を祈った。
今年で6回目。宝塚市の現代美術家、大野良平さん(57)が市民らと中州の石を積んだ。縦約20メートル、横約10メートルの大きさの「生」の文字が約160本の懐中電灯の光で浮かび上がった。昨年は熊本地震や鳥取県中部の地震などで災害が相次いだ。大野さんは「全国の被災地に犠牲者への追悼と復興への祈りのメッセージを伝えたい」と語った。【山本愛】
2017年01月16日
毎日新聞(無料)から
(引用)
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阪神大震災22年:「生」の光で冥福を祈る
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