東京都の卸売市場の整備計画を検討する「東京都卸売市場審議会」が１３日、都庁で開かれ、冒頭で岸本良一・都中央卸売市場長が、豊洲市場の土壌汚染対策で主要建物下の盛り土がされていなかった問題について「これまで都の説明が事実と異なっていた」と謝罪した。審議会メンバーの与野党の都議からは、都の対応を批判する発言が相次いだ。
大西智都議（都議会民進）は「議会にもしっかりとした説明と対応を行うことを強く求める」と述べた。伊藤興一都議（公明）は「都民・国民をはじめ議会、市場関係者からも信頼を失ったと言わざるを得ない。原因究明、再発防止、安全対策の再構築など説明責任を果たしてほしい」と苦言を呈した。
審議会に先立ち、都幹部は豊洲移転事業について都と協議してきた「築地市場協会」を訪れ、伊藤裕康会長ら協会幹部に盛り土問題について説明、謝罪した。協会関係者によると、都幹部は都の説明が事実と異なっていたとし、安全性について早急に調査すると表明した。伊藤会長は「不信感に尽きる。調査結果は逐一伝えてほしいと要望した」と話した。【円谷美晶】
2016年09月13日
毎日新聞(無料)から
(引用)
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豊洲盛り土問題：都中央卸売市場長が謝罪
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