◇5年間に172件、うち6歳未満が90件
国民生活センターは18日、自転車の後ろの席や荷台に座った人が後輪に足を巻き込まれてけがをする事故が、7月までの約5年間に172件あり、うち6歳未満が90件だったと明らかにし、注意を呼び掛けた。
全国30の医療機関のネットワークに登録された事故情報を集計した。90件中35件は、足や服を巻き込まない構造になっている幼児用座席やカバーが取り付けられず、大半が荷台に直接座らせていた。かかと周辺を12針縫った事故もあった。
残る55件のうち12件は、幼児用座席を使っていたものの、足を乗せる部分が壊れていたり、子どもがはしゃいだりしたことが原因とみている。
センターは対策として、座席に破損や変形などの異常がある場合は子どもを乗せず、異常がなくてもヘルメットや座席ベルトを身に着けさせることを促している。
6歳以上の同乗は法令で禁止されているが、事故172件のうち82件を占めた。同センターは「体格が合わず、足がはみ出すなどして巻き込み事故になる危険性は高くなる」として同乗をやめるよう注意を促した。
(共同)
2016年08月18日
毎日新聞(無料)から
(引用)
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自転車:後ろ席の幼児 足巻き込み事故に注意
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