Quantcast
Channel: おっちゃん、さん。(そろそろ引退するかも)のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 19351

小型機墜落:機長の経営する会社 操縦士養成の国許可なし

$
0
0

 東京都調布市の住宅街に調布飛行場を離陸直後の小型飛行機が墜落し8人が死傷した事故で、小型機を操縦していたとみられる川村泰史機長(36)の会社が操縦士養成事業を掲げながら、事業に必要な国の許可を取得していなかったことが、国土交通省への取材でわかった。川村機長個人は事業用操縦士で、操縦免許取得を目指す人を教育する国家資格「操縦教育証明」を取得しているが、養成事業には国の航空機使用事業許可が必要となる。同省は事業の実態などを調べている。

 川村機長が経営する会社は「シップ・アビエーション」(東京都調布市)。事業について、会社のホームページ(HP)では「国内で全ての飛行ライセンスを取得する東京都内のフライトスクール」と紹介。自家用操縦士の免許取得を目的にしたコースの場合は、訓練時間約60時間で費用約324万円としている。

 操縦士養成事業を展開する際、航空法は、国交相の航空機使用事業許可が必要としている。しかし、川村機長の会社はこの許可を得ていなかった。こうした点について、会社のHPでは、自社の飛行訓練について「クラブ運営方式であり、航空機使用事業ではありません」と説明。「関連役所等の飛行訓練に対する理解が得られず航空機使用事業の許可を受けるに至っておりません」としている。

 こうした事業実態について、国交省は詳細を把握していない。このため事業に問題がなかったかどうか、経緯を調べている。

 川村機長は以前、調布飛行場に拠点を置く整備会社「日本エアロテック」に勤務。退職後、独立してシップ・アビエーションを設立した。エ社によると、エ社が管理する飛行機を時間貸しの形でレンタルし、会社の事業に使っていたという。【松本惇、山田奈緒】

2015年07月27日
毎日新聞(無料)から
(引用)




Viewing all articles
Browse latest Browse all 19351

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>