ハンバーガーチェーンのロッテリア(東京都)が販売していたご当地ポテトフライが、香辛料販売老舗の原了郭(京都市東山区)が持つ「黒七味」の商標権を侵害していたとして、販売を中止していたことが27日までに分かった。ロッテリアはすでに、原了郭に謝罪したという。
商標権を侵害していたポテトは、ロッテリアが9月17日に発売した「ご当地ふるポテ」の「京都黒七味風味」。ご当地ふるポテは、物産展などで人気のある地域の味をスパイスで味付けする商品で「北海道ほたてバター風味」や「神戸ステーキ風味」など7種類があった。
発売後、商標権侵害に気付いた原了郭側が「黒七味」が登録商標であると、10月5日に内容証明郵便で指摘した。これを受けロッテリアは同日、全国約450店で「京都黒七味風味」の販売を中止。同13日に原了郭の本社を訪れ、経緯を説明し謝罪したという。
ロッテリア広報によると、「黒七味」が登録商標であるとは知らず、「確認をミスした」という。同15日に自社ホームページに謝罪広告を掲載し「原了郭様及び関係者の方々に多大なるご迷惑をおかけしました」と記した。
原了郭広報は「商品を購入して試食したが、似ても似つかない味だった。味が誤解されてしまうので、話し合いをして、円満に解決した」と話している。
京都新聞から
2015年10月28日(水)7時50分
(引用)
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ロッテリア、商標侵害で販売中止 ご当地ポテト「黒七味」
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