今シーズン(9月以降)のインフルエンザの患者報告数が昨年同期と比べて1.7倍になっていることが、厚生労働省が発表した8月31日から9月6日までの週の患者報告で分かった。教育施設で学級・学年閉鎖の措置が取られたケースもあり、手洗いなど予防策の徹底や、早めに医療機関を受診するよう呼び掛ける自治体も出てきた。【新井哉】
厚労省によると、8月31日から9月6日までの週の患者報告数(定点医療機関約5000か所)は、前週と同じ定点当たり0.06人で、昨年同期(0.04人)の1.7倍の報告数となった。
都道府県別では、沖縄が最多で2.45人。以下は茨城(0.18人)、福岡と長崎(共に0.13人)、愛媛(0.1人)、鹿児島(0.09人)、愛知と滋賀(共に0.08人)などの順だった。
基幹定点医療機関(全国約500か所)から報告のあった入院患者数も、前年同期比4人増の7人となった。昨年同期は学級・学年閉鎖はなかったが、今シーズンは長野県で学年閉鎖、愛媛県で学級閉鎖がそれぞれ1施設ずつあった。
県内の中学校から学級閉鎖の報告があった愛媛県は、▽規則正しく生活し、十分な栄養と休養を取る▽帰宅後は手洗い、うがいを励行する▽部屋の乾燥に気を付けて適度な湿度を保つ―といった予防方法を挙げている。
医療介護CBニュースから
2015年9月13日(日)12時0分
(引用)
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今季のインフル患者、昨年同期の1.7倍に-入院や学級・学年閉鎖も
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