福岡県飯塚市の斉藤守史（もりちか）市長（６８）と田中秀哲（ひであき）副市長（６９）が平日の日中などに、市内で賭けマージャンを繰り返していたことが分かった。２人は２２日の飯塚市議会本会議で事実関係を認めて陳謝した。
斉藤市長らによると２人は市役所の開庁時間帯の日中などに、元市幹部が経営していた市内の元マージャン店を訪れて賭けマージャンをしていた。数年前から繰り返しており、毎回、１万円前後を賭けていた。メンバーはいずれも旧知の友人数人で、来年４月に市施設の指定管理者となる業者の社長もいた。
本会議の冒頭で、斉藤市長は「市政に対する信頼を大きく損なわせてしまったことを心よりおわびする」と陳謝し、田中副市長は「軽はずみな行動により、議会と市民に多大なご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳ない」と述べた。業者の同席について、２人とも「単なる知人で便宜供与を図ったことは一切ない」とした。
この件を巡っては副市長がマージャン店に出入りしているとの情報が市議会に寄せられていた。
斉藤市長は市内の食品会社社長を経て２００６年に初当選し現在３期目。田中副市長は市財務部長などを経て１０年から現職。いずれも特別職のため、勤務時間の制限はない。
本会議終了後、斉藤市長は市役所で記者会見して「このたびの件で市民のみなさまに、ご迷惑とご心配をおかけし、申し訳ない。今後は市政の信頼回復に向けて頑張っていきたい」と改めて謝罪し、田中副市長とともに頭を下げた。【平山千里】
2016年12月226日
毎日新聞(無料)から
(引用)
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賭けマージャン：福岡・飯塚市長ら陳謝 市議会本会議で
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