◇「寄付禁止」公選法違反
政務活動費の不正問題が相次ぐ富山市議会で、市議の親族が亡くなった際、市議会事務局が他の市議から香典を集めて遺族に届けていたことが28日、分かった。
公職選挙法は議員本人が出席する葬儀や通夜を除き、選挙区内の個人や団体に香典を寄付することを禁じている。久世浩事務局長は「公選法の認識不足だった」と話している。
市議会事務局によると、今月中旬、庶務課が「弔意につきましては、お受けいたします」と記した案内状を議会各会派に配布。通夜や葬儀に出席できない議員14人から香典を預かって遺族に届けた。2014年度と今年9月にも1回ずつ香典を集めたといい、慣例化していた。
市議会事務局では今年7月ごろ、男性職員が政活費の情報公開請求をした地元テレビ局の社名や請求された文書のコピー数枚を市議に漏らし、減給処分されている。【大東祐紀】
2016年10月28日
毎日新聞(無料)から
(引用)
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富山市議会:事務局が市議の香典集め
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