自民党は11日、国会議員の政治資金パーティーで、主催者側が参加者に白紙の領収書を渡していた問題について、運用改善策を党所属の全国会議員に通達した。会場の受付で金額など必要事項を記入した領収書を交付するよう求め、混雑して交付が難しい場合は、事後に金額などを記載した領収書を届けるよう要請した。
この問題をめぐっては、菅義偉官房長官と稲田朋美防衛相が受け取った白紙領収書に両氏の事務所が金額を記入していたことを認めている。二階俊博幹事長は通達について、党本部で記者団に「人から後ろ指をさされるようなことがあれば、改めていくのは当たり前のことだ」と説明した。
菅氏は記者会見で「パーティーで受付が混乱しないような形で白紙の領収書があるのも事実だ。ただ、国民から不信を招かないように幹事長が運用改善の通達をされたと思う」と語った。【水脇友輔】
2016年10月11日
毎日新聞(無料)から
(引用)
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白紙領収書:自民が運用改善策 金額記載を通達
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