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Channel: おっちゃん、さん。(そろそろ引退するかも)のブログ
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諏訪湖:ワカサギ漁初のシーズン休漁 大量死影響

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◇来年春の採卵に向け資源を少しでも確保

 諏訪湖の今期(今月15日~来年5月31日)のワカサギ漁を取り決める連絡会議が4日、長野県諏訪市の諏訪合同庁舎であり、諏訪湖漁協から提案のあった、漁協は休漁、遊漁者は毎週水、木の2日間を釣り休漁日とする自主規制を了承した。藤森貫治漁協組合長(72)は「シーズンを通した組合員の休漁は初めて。来年春の採卵に向けて資源を少しでも確保しなければ」と話した。観光をはじめ川魚業者などへの影響は必至と見られる。【宮坂一則】

 諏訪湖では7月26日にワカサギの大量死が発生。県など関係機関が原因究明を進めているが、湖全体が酸欠状態になったとする説が有力。諏訪湖漁協では大量死後の試験捕り結果から生残率は例年の20%弱、県水産試験場諏訪支場(下諏訪町)の魚群探知機による調査では8、9月の推定匹数は1000万匹で過去5年の平均推定匹数の約15%と公表した。ただ、個体数が減った分、餌は豊富となり、1匹あたりの体重は倍くらいあるという。

 同漁協では例年9月1日解禁の組合員の漁を休漁にし、4日のワカサギ連絡会議まで結論を先送りしていた。会議では、漁協は今期、休漁する▽毎月第2、4木曜日の2回、漁師による試し捕りで資源量を確認する▽12月26~28日は正月用の漁を許可することなどを決めた。釣り船組合や遊漁者へは、原則として毎週水、木曜日を休漁日にすることなどを決めた。会議では釣果の減少も報告された。諏訪川魚組合の平出良作組合長(78)は「我慢に我慢を重ねて来年の春に期待する。これまでに確保しているワカサギで何とか来春までは乗り切るしかない」と話した。

2016年10月05日
毎日新聞(無料)から
(引用)



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