中国人観光客向けに医療用医薬品が横流しされた事件で、警視庁に医薬品医療機器法違反容疑で逮捕された医薬品卸売会社「美健ファーマシー」(東京都千代田区)の社長・財間英信容疑者(49)らが、中国人ブローカーに「薬を取りに来るときは人に見られないように裏口から入れ」などと指示していたことが捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、横流しのきっかけは昨年7月、同社社員の近間弘幸容疑者(41)(千代田区)がインターネット掲示板で医薬品を入手しようとしていた中国人ブローカーの男(28)(医薬品医療機器法違反で有罪確定)と知り合ったことだった。同社側から持ちかけたという。
医薬品の受け渡しは、同社事務所などで行われたが、財間容疑者らはブローカーを裏口から出入りさせ、発覚を免れるため、「中国人だけに販売しろ」とも指示していたという。
読売新聞から
2016年08月27日10時38分
(引用)
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ブローカーに「裏口から入れ」…処方薬横流し
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