◇名古屋・鶴舞公園
スマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO(ゴー)」の「聖地」として話題を呼んでいる鶴舞(つるま)公園(名古屋市昭和区)周辺の公道で違法駐車が急増し、住民から愛知県警に苦情が寄せられている。県警は配信から1週間が経過した29日夜、機動隊員ら多数の警察官を投入し、取り締まりを強化する方針だ。
鶴舞公園内の噴水を上から見た形がポケモンのキャラクターを捕まえる「モンスターボール」に似ていることなどから、公園はインターネット上などで「聖地」と呼ばれている。
県警昭和署によると、周囲の道路は駐車禁止だが、ゲームの配信が始まった22日以降、公園の外周を囲むように、横浜や岐阜など県外ナンバーの車を含む違法駐車が目立つようになった。ピーク時には200台以上が確認された。以前は違法駐車がほとんど無かったといい、大半が公園へポケモンGOをプレーしに来たとみられる。
30日~8月7日には県内各地で「世界コスプレサミット」の関連イベントが企画されている。ポケモンのキャラクターに扮(ふん)した大勢のファンが国内外から鶴舞公園に押し寄せ、混乱を招く恐れもある。
県警はこれまで、路肩にコーンや柵を設置するなどして対応してきたが、コスプレサミットを前に態勢を強化。7月29日夜~30日未明には昭和署員や機動隊員など40人以上が巡回し、違反切符を切るなどして対応する。同署の担当者は「交通法規などのルールやマナーを守って楽しんでほしい」と呼びかけている。【谷口拓未】
2016年07月29日
毎日新聞(無料)から
(引用)
↧
ポケモンGO:「聖地」車の列…愛知県警、取り締まり強化
↧