悪質な違反を繰り返した自転車運転者を対象に昨年6月に導入された安全講習制度で、兵庫県公安委員会が神戸市中央区の女性(37)に対し、2月にも県内初の受講命令を出す方針を固めたことが27日、県警への取材で分かった。
同制度では重大事故につながる危険行為として、信号無視や酒酔い運転、ブレーキのない自転車の運転など計14項目を規定。14歳以上の人が3年以内に2回繰り返した場合、3時間の講習が義務付けられる。
講習では交通ルールを学び直すほか、自転車事故遺族の手記を読むなどして意識の向上を図る。受講命令に反すると、5万円以下の罰金が科される。
県警によると、命令を受ける見通しの女性は昨年9月と今年1月、神戸市中央区で自転車を運転中に信号を無視し、それぞれ交通切符(赤切符)の交付を受けた。女性は「用事があって急いでいた」と話したという。
全国ではこれまでに東京都や大阪府、岡山県の違反者計7人が同制度に基づき安全講習を受けた。(初鹿野俊)
神戸新聞NEXTから
2016年1月28日(木)9時0分
(引用)
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信号無視2回で自転車講習命令へ 兵庫県内初
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